ベーシックウェアに独自のトレンド感をプラスしたアイテムで人気のJOURNAL STANDARD relume。カジュアルなビシネスシーンからオフタイムまで使える、「大人にちょうどいい」同ブランドが10周年を迎える今年、SOLOTEXを採用したアイテムが続々登場する。
JOURNAL STANDARD relumeのメンズディレクターを務め、商品から店舗まで総合的にディレクションする中山和明さんに、それらアイテムの魅力について聞いた。
以前からTEIJIN FRONTIERさん(以下TEIJINさん)とは深いお付き合いをさせて頂いていたのですが、昨年BAYCREW’Sの40周年とTEIJIN100周年が重なったこともあり、改めて多くの素材を共同開発し、BAYCREW’Sの擁するブランドで採用させていただきました。
その流れに加えて、2020年にはJOURNAL STANDARD relume10周年を迎えたこともあり、TEIJINさんの素材の中でも人気が高く、多くの機能性を持つSOLOTEXの可能性を追求してみよう、と協力して取り組みを行うに至りました。
JOURNAL STANDARD relumeは、ブランドのスタートから一貫して素材にもこだわり続けてきました。そのブランドらしさを大切にするため、いかにも機能性素材、という見た目にはせず、ベーシックな素材感でありながら実は機能性が高い、というところを目指しました。
これまでも「ソロテックス」を使ったセットアップは作り続けていたのですが、「ストレッチが効いていて着心地が良く、お手入れも楽」と好評を頂いておりました。
ブランド10周年の節目である2020年を迎えて、ブランドとしてもサステナブルな取り組みを行いたいと思っていたところに、この「ソロテックス」と「エコペット」をミックスした素材をTEIJINさんが紹介してくれたんです。コットンのような雰囲気もあり、リサイクル素材が使われているとは思えないほどの完成度だったため、セットアップに採用させていただきました。
ジャケットの内ポケットに収納できるパッカブル仕様なので、コンパクトに畳むことができ、旅行や出張などにも便利。小さくたたんでも、形態回復性があるためシワになりにくいんです。
最近トレンドのオーバーサイズ&ラグランスリーブのシルエットに、スタンドカラーが独特の雰囲気。シャツやジャケットはもちろん、スウェットなどを合わせても、なめらかな素材感もあいまって上品に仕上げてくれると思います。
コットンのような風合いと素材感でありながら、「ソロテックス」をミックスしていることでアイロンいらずの使い勝手の良さが魅力。横糸に「ソロテックス」を使用して、織地でストライプを表現したシャツは以前から好評だったため、柄やシルエットを調整しながら今期も展開。今期から新たに登場した平織りでスタンドカラーの白シャツも、ぜひ店頭で手に取っていただきたいアイテムです。
どちらもブランド10周年を記念してTEIJINさんと進めた素材なのですが、サンプルを見た時には、その完成度の高さに驚きましたね。洗濯しても型崩れしにくく、ノーアイロンでそのまま着られるので、リピートしてお買い上げ頂くお客様も多いようです。
そのほか、「ソロテックス」とミックスすることでリネンの弱点をカバーした、柔らかい肌触りでシワも抑えられるリネンパンツなどにも注目していただきたいですね。
他ブランドの別注と差別化するために「ソロテックス」で履き心地の良さを追求した、ベストセラーの商品です。定番のNNパンツをベースに、ウエスト周りにゆとりを持たせて裾まわりにかけてテーパードした絶妙なシルエット。汗をかいても快適で、抜群にリラックスできる着心地です。
カットソーでも「ソロテックス」の高い機能性を活かしたいと、素材からJOURNAL STANDARD relumeとTEIJINさんで共同開発した自信作です。コットンと「ソロテックス」をミックスすることで、厚手でナチュラルな素材感を実現しながら、シワになりにくく上品な雰囲気。ベーシックな白&黒はもちろん、今年らしくダスティパステルなカラーバリエーションも豊富です。
ロングTシャツは90年代のSnow Peakのロゴを刺繍で入れてあり、なめらかな素材感が作り出す絶妙なシルエットが評判。半袖Tシャツのバックプリントには、Snow Peakを代表するアウトドア用品をプリント。胸ポケットは縦長でサングラスやスマートフォンなどが収めやすい仕様となっています。
この10周年の節目の年、TEIJINさんの「ソロテックス」はもちろん、さまざまなブランドや会社とともに取り組みを行っていくのですが、すでに大きな手応えを感じています。
そこからさまざまなことを学びながら、オリジナル商品の開発にも力を入れていきます。ブランドとしては、お客様に喜んでもらえるような様々な仕掛けを行い、時に一歩先のトレンドも紹介しながら、商品を作り続けることができればいいですね。