1993年にシアトルでスタートしたブランド、MANASTASH。
フェス好きの創業者が入場料を稼ぐため、手作りのウェアやアクセサリーなどを路上販売したことから始まったという同ブランドは、創業当初から高い環境意識を持ち、ヘンプやオーガニックコットンなどエコでありながら機能性も高い素材を採用し続けていることでも知られている。
そんなMANASTASHは、これまでも定番の型であるヘンプパンツなどを植物由来原料を一部使用している「ソロテックス」で作っており、人気を博してきたという。
今回紹介するアイテムは、さまざまな機能を持つ「ソロテックス」と使用済みペットボトルやポリエステル繊維製品等 を リサイクルした素材「エコペット」を掛け合わせた「ソロテックス × エコペット」を使用したもの。すでに展開されている 2021SS シーズンに加えて、 2021AW の新作もレビューする。
まず最初に紹介する2021年SSシーズンのPETRIDE PANTSは、薄手でありながらしっかりとした生地で、着心地のよい「ソロテックス×エコペット」をイージーパンツに落とし込んだもの。クライミングパンツをベースにしたシルエットに「ソロテックス」ならではのストレッチ性がプラスされて非常に動きやすいのが特徴。
一見シンプルではあるものの、太もも部分の隠しポケットに小銭や鍵などを収納できるとともに、付属のベルトに加えてループも付いており、カラビナなどを引っ掛けられる仕様となっている。
こちらは上記と素材感を変え、シルエットも変更した、レディースのW’s PETRIDE PANTS。
グルカパンツのようにゆったりとしたテーパードシルエットを付属のベルトで絞ることで、「ソロテックス×エコペット」生地の落ち感のある美しいフォルムが楽しめる。
軽くドライタッチな素材感で、湿度の高い夏シーズンにおいても快適に過ごせるはず。
そして2021AWの新作が、このCARRYALL LAYERジャケット。前身頃に4つのフラップポケットと通気を兼ねた大きなポケットが2つ、背中にも大きなフラップポケットとジップポケットが施されたジャケットだ。
フェスはもちろん、タウンユースでも手ぶらで出かけることができ、キャンプのシーンではさまざまなツールのオーガナイザーとして使うことも可能。シワになりにくく速乾性のある「ソロテックス×エコペット」を使用しているため、ちょっとした雨ではストレス知らずなのも嬉しい。
コーディネートを選ばないカラーレスのシルエットで、1枚は持っておきたいアイテムと言える。
さらに2021AWの新作パンツが、ベルトとジップの引き手がポイントとなったCAMPER PANTS。
張りがありながらシワになりにくく、スムースな「ソロテックス×エコペット」ならではの素材感に加え、クライミングパンツをベースとしたシルエットで、タイツなどの上に着用してもごわつかず動きやすい。
サステイナブルな理念とフェス生まれの機能性で知られるMANASTASHが、エコでありながら機能性も高い「ソロテックス×エコペット」を採用したアイテム群。
ストレッチや速乾性、シワになりにくいなど、シーンを選ばない使い勝手の良さに加えて、MANASTASHらしいアースカラーともマッチする発色の良さも魅力と言えよう。秋のアウトドアシーズンに向けて、ぜひ一度チェックしてみてほしい。