西野 大士

Daishi Nishino

Special Interview
2020.09.04 Fri

特別編 NEAT × ソロテックス®

 

ストレッチ性の高い生地において重要なこと。それは“よく伸びる”ということだけでなく、その上で“きちんと戻る”こと。そうじゃないと生地がたるんで、見栄えが悪くなってしまうから。

今回西野さんが選んだ「ソロテックス」の生地は、まさによく伸びてしっかり戻る特性を持つもの。そういった生地は大抵の場合、いかにもな化繊素材(例えばジャージのようなもの)になってしまいがちだが、その上で天然素材見えするというのがポイントだ。

改めて、今回のコラボレーションにこのモデルを採用した理由を教えてください。

 

NEATは今年で12シーズン目を迎えるのですが、毎年少しずつモデルは増えていって、今はパターンが10型ほどあります。中でも今回採用した「テーパード」は初期からあるもの。ブランドの中では一番歴史の深いものです。ある意味王道というか、アイコニックなパンツで機能的なものに挑戦してみたかったというのが一つ。それと、ブランド初の旗艦店である韓国のお店からこのモデルでというリクエストがあったのも大きな理由ですね。そちらからはかねてから「機能性の高いパンツを作って欲しい」という要望をもらっていたので。

 

 

出来上がりはいかがですか?

 

いいですね。先にも言ったようにNEATのパンツはちょっと作りが複雑というか特殊な部分があって、職人さんにも苦労をかけることがあるのですが、今回はそのようなことがなくスムーズに完成までたどり着きましたし、もちろんクオリティも申し分なし。まさかこれが化繊素材だとは、初見の人にはわからないんじゃないでしょうか。


(オリーブカラー)

限られた型の中で、素材を載せ替えることで新作を発表してきたNEATですが、今回の取り組みはいかがでしたか?

 

とてもいい意味で新しい変化と発見があったと思います。NEATらしさはきちんと残しながら、機能性=着心地という付加価値が加わった。クラシックな路線を進んできたNEATが、急に“いかにも機能的なパンツ”を出してしまったら今まで築き上げてきたものが崩れてしまうかもと思ったのですが、これならば納得ですね。すごく刺激になりました。これを機に、また新しい取り組みに挑戦できればと思います。


(左:ブラウン、右:ネイビー)

 

西野 大士Daishi Nishino
ブルックスブラザーズジャパンでプレスを努めたのちに独立。2014年にパンツ専業ブランド〈NEAT〉を立ち上げる。自他共に認める洋服中毒者で、特にアメリカ古着に精通。深い造詣をベースに生み出されるデザインは幅広いファンから支持を集めている。アタッシュドプレス「にしのや」ディレクターも兼任。PRディレクターとしての信頼も厚い。