トレッキングやハイキングなどのアウトドアは気分転換に最適ですが、より楽しむためには入念な事前準備が大切です。特に帽子は頭を守るためだけではなく、おしゃれさを演出するアイテムとしても有用。そこでこの記事ではアウトドアで使用するキャップについて、定義やおすすめの理由、選び方をご紹介します。
アウトドアのキャップについて
アウトドア時には、紫外線、雨、怪我から頭を守るために帽子が必要です。一般的なアウトドア用帽子には、キャップ、ハット、ニット帽の三種類が選ばれることが多いですが、この中でもアウトドアで使う帽子としてキャップをご紹介します。
キャップとは？
キャップと聞くとどのような帽子を想像するでしょうか。まずは、キャップの定義や歴史をご紹介します。
定義と歴史
英語辞書では、”ツバがなく頭にぴったりとフィットする帽子”や”野球帽のように一部だけツバ（バイザー）がある帽子”のことをキャップと呼称しています。特にキャップ＝野球帽のイメージは強く、1850年頃から野球をするときには太陽光が目に入らないようにキャップが使われていました。
ハットとの違い
ハットは頭の覆うクラウン部にツバ（プリム）がついている帽子のことで、一般的には頭頂部が中に折れた形状のものを指します。
正面にだけバイザーのついたものをキャップと言いますが、ハットは「帽子の総称」としても用いられるので、広義にはキャップもハットに含みます。
キャップをおすすめする理由
それではキャップはなぜアウトドアにおすすめなのでしょうか。その理由を解説していきます。
日焼け防止
アウトドアでは高地に行く場合も多くありますが、高地では紫外線が低地よりも強くなるので紫外線対策が必須です。例えば標高500m程度の地域でも、低地から見れば5～10%は紫外線が強くなる傾向にあります。
紫外線は髪の毛のパサつきや肌のしみの原因とも言われ、帽子をかぶることで髪や肌へのダメージを防ぐことが大切です。特にキャップは前面についたツバが顔に当たる紫外線も遮り、日焼け対策としても期待できます。
撥水・防水・速乾性
アウトドアシーンでは急に雨が降っても、すぐに雨宿りができるとは限りません。そんな時キャップに撥水加工などが施されていれば、多少の雨でも頭が濡れにくいので、レインコートと併用すればさらに安心です。速乾性があるキャップであれば、雨に濡れた後や汗をかいた後でもすぐに乾くので使いやすいでしょう。
頭を怪我から守る
キャップは頭の形にフィットしながら変形するため、クッションの役割を果たします。頭上の木の枝などに引っかかった場合でも頭を怪我から守れますし、万が一頭から転倒したとしても何も被っていないときと比べるとダメージが少なくなるでしょう。
携帯性
キャップはツバ以外の部分が柔らかく、小さく畳んで持ち運べます。使わないときにはコンパクトに畳んで、かばんに収納できる手軽さが利点です。形態回復性が付与された商品であれば、雑に畳んでもシワになりにくいので使い勝手が良いです。
コーディネイトの一つとして
キャップはスポーティ、カジュアル、ボーイッシュなイメージを持つ帽子です。浅く/深くかぶる、前髪を出す/出さない、ツバを前/後ろに被るなどで印象を大きく変えられます。機能性だけではなく、おしゃれさを演出するアイテムとしてもおすすめです。普段キャップを使わない人でも、アウトドアシーンで新しいコーディネイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
キャップの選び方
続いては、キャップを選ぶときのポイントを2つご紹介します。
機能性
アウトドアに使うキャップは機能性がもっとも大切な要素です。特に撥水性は必須といっても過言ではありません。使うシーンを想像し、その他の機能性が付与されたキャップも選ぶのがおすすめです。
デザイン
機能性は大事な要素ですが、自分の好みでないデザインではせっかくのアウトドアも楽しめません。デザインを選ぶ時のポイントはサイズ感、ツバの大きさ、色調、素材感の4つです。自分の好みにあったデザインを選ぶことで、気分が上がるでしょう。
おすすめ商品
キャップブランドの「’47/フォーティーセブン」では、シワになりにくくストレッチ性がある帝人フロンティアの「ソロテックス」素材を使ったキャップがいくつか展開されています。また撥水加工を付与しているため、多少の雨をはじいてくれるので安心です。シンプルなデザインでシーンを選ばないので、普段使いにもぴったりのアイテムです。
まとめ
この記事ではアウトドアで使用するキャップについて紹介しました。キャップとはツバがなく頭にぴったりとフィットする帽子、または野球帽のことを指します。髪の毛や肌の日焼け、頭の怪我を防ぐのにおすすめのアイテムです。機能性だけでなく自分に合ったデザインのキャップを選んで、アウトドアや普段使いに取り入れてみてはいかがでしょうか。
