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2021.07.27 Tue HOW TO

アウトドアでデニムはどこまでOK?アウトドアに最適なデニムの選び方

デニム

アウトドア初心者が悩むのは、やはり服装ではないでしょうか。動きやすい服装といえば、「デニム+Tシャツ」のイメージがあるかと思いますが、アウトドアの中でも登山でデニムはNGと言われています。

今回は、その理由とアウトドアに最適なウェアをご紹介します。

アウトドアにデニムが最適な場面

本来デニムは、天然藍染料(インディゴ)で染めた糸を使用した生地でした。天然藍は虫よけ効果があり自然の中での機能がありましたが、最近は合成藍染料が多いため、そのような効果はあまり期待できません。

では、アウトドアで着用するデニムはどのような場面が最適なのでしょうか。

BBQ・キャンプ

デニムは、近場でのBBQやキャンプであれば、その場の雰囲気に馴染んだファッションとして向いています。最近は、様々な素材のデニムが販売されているので、夏場であれば綿混率少なめでストレッチ性があるほうが快適です。

また、BBQやキャンプでは火を使うので、焚き火などの火の粉から守るため難燃性に優れたものを選ぶとよいでしょう。

運動量の少ないアウトドア活動

デニムは、通常、生地が丈夫で厚いため、長時間歩いたり足を上げたりするアウトドア活動では不向きとされていますが、アウトドア向けのアパレルが出すデニムであれば伸縮性に富んだストレッチ素材を使用し動きやすさを考慮しているため、比較的運動量の少ないアウトドア活動にも向いているでしょう。

アウトドアは突然の天候変化がつきものなので、撥水性や防水機能があるデニムが便利です。

アウトドアにデニムが不向きの場面

デニムはもともと作業着が発祥のアイテムです。丈夫でアウトドアに向いていそうですが、登山やトレッキングには不向きです。

登山やトレッキングはNG

ハイキング程度の軽い運動であれば、その限りではありませんが、地上と温度差が感じられるクラスの登山には不向きです。その理由は、デニム生地本来の性質と登山の性質が合わないことが関係しています。

オーソドックスなデニムは、綿100%または綿混率が高い綾織り生地です。綿の最大のデメリットは乾きにくいことです。濡れたり湿ったりすると生地が重くなり、身体に張り付いて体温を奪ってしまいます。

運動量の少ないBBQであれば綿の吸湿、吸水性は適度に機能しますが、高地の登山は激しい運動と休憩の繰り返しになります。汗が生地に吸収されて身体に張り付いてしまうと、不快なだけでなく休憩時に体温を奪うことになるので良好な体調を維持することができません。

またデニムは、丈夫で厚いのが特徴の生地です。最近は伸縮性のあるデニム生地も増えていますが、オーソドックスな綿100%デニムは、生地が重くストレッチ性がないので、身体の動きが制限されてしまうため危険です。

アウトドアにおすすめのウェアとは

自然の影響をうけるアウトドア活動では、天候や気温の影響を受けても快適であること、身体の動きを妨げないこと、そしておしゃれも大切です。

快適性

長時間外にいるアウトドアでは、過ごしやすい服装であることが大切です。締めつけのない適度にフィットしたサイズ感と洋服内の温度・湿度が快適に調整できれば、リラックスした状態を作ることができます。ストレッチ性があり、動きやすく、肌ざわりが良い素材を使用したウェアがおすすめです。

また、撥水加工が施されているものであれば、水辺でのアウトドアでも安心です。

例えば、帝人フロンティア「ソロテックス」を使用したこちらのパンツは、インドア派のアウトドアデビューにおすすめの1枚です。細身のテーパードながら、十分なストレッチ性と膝のダーツで、アクティブな動きを制限しません。
多機能ながらスッキリした見た目で、普段使いとしても十分に着回しのできるアイテムです。


THE NORTH FACE/ザ・ノース・フェイス
リッジライトパンツ(レディース)

まとめ:アウトドアの内容に合った服装が大事

デニムは、近場のBBQや低い山へのハイキングなどでは使える場面もありますが、その素材特性から高地の登山やトレッキングなど、自然の中で激しい運動が伴うアウトドアに向きません。

一般的にアウトドアではデニムよりもおしゃれで快適性を備えた機能素材のウェアが利便性も高く人気です。
出向く環境や活動量によって服装や装備は変わります。シチュエーションに合わせたウェアを着用するようにしましょう。