今年初めてのクールビズを、経験している社会人1年目のみなさん、正しいクールビズの着こなしをしていますか。
クールビズは、単なるカジュアル化ではありません。社会人として、節度のあるクールビズの着こなしを覚えておきましょう。
クールビズとは
元々クールビズとは、2007年環境省が地球温暖化対策の一つとして提唱した「事務所衛生基準規則を出所とした室温上限を摂氏28度という室温の中でも涼しく効率的に働くことが出来るような軽装」ということでスタートしています。
ですが、軽装の解釈は会社によって様々ですので、ご自身が勤める会社のガイドラインを確認しておきましょう。
環境省における服装の可否
また2012年時点で環境省が、クールビズにおける服装の可否を発表されました。
それによると、OKとされている代表的な服装はノーネクタイ、半袖シャツ、チノパン。
Tシャツ、タンクトップ、ジーンズ、ハーフパンツは原則不可になっています。
最近はカジュアル化が進んでいるので、これらのアイテムが会社でOKとなっている場合でも、訪問の際は先方の社風を考慮した服装に合わせた方が、ベターと言えるでしょう。少しでも判断に迷う場合は上司に一言相談するのもよいでしょう。
クールビズのNG
クールビズが定着し継続する中で、一般的にNGとされるようになった服装がありますので、押さえておきましょう。
一般的にNGとされる服装
ノーネクタイになったことで特にNGとなっているのが、ノーネクタイの襟元からインナーが見えること、インナーなしで直接シャツを着て、素肌が透けて見えていることです。
特に女性目線での不快感が強いため、素肌が透けず、襟元から見えない機能性の高いインナーを着用することは大事なことです。
シャツスタイルの注意点
クールビズのメインアイテムであるシャツについて注意点を確認しておきましょう。
衿元、第一ボタン
もっとも注目の集まる衿元のマナーを確認しましょう。
1年目としては、目上の人やお客様の前では第一ボタンを留めていたほうが、敬意を表すスタイルとして好感が持てます。
第一ボタンを外す時には、衿の形が整っていることが一番のポイントです。他の部分に少々シワがあっても衿元中心が整っていれば、全体の印象も良くなります。
アイロンのほか、カラーキーパーなど衿の形を整えるアイテムもありますので、是非取り入れてみてください。
袖丈
基本的には半袖はOKとなっていますが、目上の人やお客様の前では長袖の方がフォーマルとされています。袖をまくって作業をしている時に、目上の人やお客様がいらした場合は、気をつけましょう。
色柄
最近はおしゃれな色柄のシャツが多くありますが、ビジネスシーンでは派手な色柄はあまり好まれません。
基本の白を中心にブルー、イエロー、ピンク等のさわやかで淡い色目をベースに、無地かチェックやストライプの定番柄が良いでしょう。たまに、ドビー柄など織り組織で変化を付けるのもオススメです。
ノーネクタイ、ノージャケット
ノーネクタイにジャケットを着用するのは、クールビズの定義ではOKとされていますが、TPOに合わせてネクタイを用意しておいたほうがよいでしょう。
ジャケット
新規客先訪問や会食など、改まった場ではジャケット着用がよりフォーマルになりますので、冷房対策にも備えジャケットは着なくても持参したほうがよいでしょう。
持参する時は、左右の肩を合わせてなるべくシワにならないようにスマートに持ちましょう。
とはいえ、着用していないとどうしてもシワや型崩れは防ぎにくいものです。そんな時には機能性素材を使用したジャケットに注目です。
帝人フロンティアの機能素材「ソロテックス」を使用したジャケットは、シワになりにくく形態回復性にも優れているので、型崩れがしづらく美しいシルエットを保ちます。家庭洗濯もできるので、このシーズンにも便利なジャケットです。
Recommend Items
ネクタイ
ネクタイはジャケットよりも出番が少なそうですが、社会人として準備をしておいたほうがよいアイテムです。
目上の方との急なお誘いの他、急きょネクタイが必要になる場面は、弔事やクレーム対応などネガティブな事象が多いので、落ち着いた色目で備えておきましょう。
まとめ:社会人1年目のクールビズの着こなしは清潔感とマナー
服装は社風を表しますので、基本的には会社ルールに則った軽装で良いのですが、社会人1年目は特に、清潔感とTPOを考慮して、相手に失礼のない服装を心がけることが大切です。
特に吸湿速乾など機能性インナーの着用は、周りに不快感を与えないだけでなく、日本の高温多湿環境を快適にして仕事に集中するためのクールビズ思想そのものです。
ビジネスシーンや節度のある着こなしを第一に考え、清潔感を忘れずに、社会人1年目ならではのクールビズを楽しみましょう。