四季を楽しむ山登り。冬には冬の楽しみが待っています。しかし自然を楽しむためにはしっかりとした対策が必要です。冬の登山に大切なのは防寒、特に大事な頭を守る帽子選びをご紹介します。
帽子を被るメリットは
具体的に帽子を被るメリットを確認していきましょう。
紫外線対策
まず挙げられるのは紫外線対策です。高度が高い場所は平地よりも紫外線が強いため、夏に比べて日差しが少ないとはいえ、お肌の日焼け対策は必要です。頭皮も紫外線のダメージを受けやすく、日焼け止めを塗れない頭部は、やはり帽子での対策が必要です。
汚れやケガ防止
山では風で飛んでくる土埃、花粉、虫などが顔や髪に付着するのは気持ちのよいものではありませんよね。帽子にはこれらの付着を防ぐ効果があります。
また、崖付近での落石や木片などが飛んでくる危険もあり、コントロールできない自然の中で
怪我を最小限で防ぐための防災面でも帽子は必要なアイテムです。
寒さ対策
天候や気温の変化が激しいのは、山登りの常識です。高度が上がれば上がるほど風の強度が上がり、気温の下がる登山では防寒対策は欠かせません。
特に大事な頭部は、筋肉や脂肪のガードがないので、帽子での防寒保温対策が必要といえるでしょう。
帽子選びのポイント
登山に相応しい機能は必ず押さえておきましょう。
素材
長時間の移動の負担にならない軽量で、天候の変化も考慮して雨や雪が浸透しないよう防水・保温をしてくれるものがおすすめです。
通気性・速乾性があり、内部の蒸れを防止してくれるような帽子を選びましょう。
タイプ別登山帽子のオススメポイント
素材選びのポイントを押さえたら次はお好みのタイプを選びましょう。登山用の帽子のタイプは主に3つです。それぞれのタイプは形が違うだけでなく機能も違います。それぞれ確認していきましょう。
ニット帽タイプ
ニット帽は、特に防寒に適しているタイプです。頭部にフィットするので温かい空気を逃しません。ウールやフリースなどの素材は、吸湿効果で汗をかいても蒸れないので快適です。薄手のニット帽ビーニーはフードと重ねても納まりが良いため、防寒効果が高まるアウトドア向きの帽子です。
デザインがベーシックなため、普段使いや他のスポーツやアウトドアにも使える汎用性があり、もっともコスパの良いタイプと言えるでしょう。フィットしている分、動きやすく負荷も少ないこともポイントです。
ハットタイプ
ツバがぐるりと一周付いているハットタイプは、紫外線や雨の侵入を防ぐ効果が高く、変わりやすい山の天候に一番適しているアイテムです。
内側に起毛素材など防寒対策があり、表側に防水や速乾素材を使ったハットは、登山帽の代表的なスタイルです。風で飛ばされないよう顎紐付きになっているものや、縁にワイヤーが入って好みの形にツバを変えられるデザインもあり、登山コーディネイトをおしゃれに仕上げるマストアイテムになるでしょう。
キャップタイプ
前方にのみツバがあるので、ハットより首が動かしやすいのがキャップタイプです。フードと組み合わせるとツバのない横や後ろの紫外線や雨対策もしっかりできます。
冬のおすすめは、防寒効果の高い耳あてがついたタイプで、耳あて部分の素材のバリエーションやかわいいデザインが増えています。最近は特に、耳あて部分を外に跳ね上げてボタンなどで留めると違ったデザインが楽しめるものも増えており、おしゃれな登山ガールに人気のアイテムになりました。
まとめ:登山用帽子は目的とおしゃれで選ぶ
登山用帽子は身を守るためのアイテムとして是非取り入れましょう。山の高さなど登山の状況に合わせて素材やタイプを選ぶことがおすすめです。最近アウトドア用帽子は、丈夫で機能性も高いうえにおしゃれなものが増えました。
機能性が高くおしゃれな帽子を選んで、冬の登山を楽しみましょう。