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2020.09.25 Fri HOW TO

オフィスカジュアルで履くチノパンの選び方

新しい働き方としてリモートワークが注目され、オフィスウェアもよりカジュアルウェアにシフトしつつある昨今、注目のアイテムは「チノパン」ことチノパンツです。

今回は、今まで仕事着としてチノパンを避けてきた方に、仕事とプライベートの垣根を超えるチノパンの選び方とおすすめのコーディネートをご紹介します。

チノパンとは?

まず、チノパンとはどんなパンツなのか、基本を押さえておきましょう

チノパンの生地素材

チノパンはチノクロスという生地を使ったパンツです。チノクロスとは、タテ糸・ヨコ糸共に同色10~20番手単糸の糸を使った左上がりの綾織りの生地のこと。「チノ」とは「中国」という意味のスペイン語で、19世紀ごろ英国陸軍の制服が起源とされ、丈夫ながらも整った印象のある生地です。

素材は綿100%が主流ですが、最近は速乾性向上、シワケアが楽なポリエステル混の素材も多くなってきました。

チノパンのデザイン

デザインは、センタープレスを入れたスラックスタイプでノータック、ワンタック(タック:ウエスト部分にあるひだのこと)ツータックの3タイプがあり、ノータックはスッキリした印象を与えます。

ビジネスシーンで着用可能なチノパン

チノパンはビジネスシーンでも着用できます。

新型コロナウイルスの影響で新しい生活様式を取り入れていく中で、座りっぱなしの作業が増えるリモートワークでは、オンオフ共に快適に過ごせて、社会人としてきちんと感のあるアイテムを選ぶなど、バランスをとることが大切です。

求められる性能

どうしても座っていることが多いリモートワークでは、身体を締めつけないストレッチ性などの快適性とシワになりにくい機能性を求められますが、最近のチノパンにはそういった機能が多く見られます。家庭で洗濯が簡単にできることも、ポイントの一つといえるでしょう。

ビジネスシーンでの注意点

プライベート感の強いチノパンをビジネスシーンでも兼用する場合、注意すべきことを押さえておきましょう。

まずは、ビジネスマナーの基本である清潔感があること。汚れや着用シワが多すぎるのはNGです。サイズ感も重要です。ダボダボすぎるとカジュアル感がありすぎてだらしない印象になるので、気をつけましょう。

ブライトカラー(明るく澄んだ鮮やかな色)や蛍光色など派手な色もビジネスシーンでは避けた方がよいでしょう。

オフィスカジュアルで履くチノパンの選び方

充実した仕事とプライベートを過ごすために、チノパンの選び方で必要な3つのポイントを確認しておきましょう。

その1:色の選び方

チノパンは、基本的にカーキやベージュのもので、コーディネートがしやすくソフトな印象を与えます。

最近では、カラー系のチノパンも増えており、チャコールグレーや黒のチノパンは、落ち着いた印象を与えるのでビジネスシーンに向いています。寒色系の淡い色のトーンであれば、トップスとのコーディネートを工夫すればビジネスシーンで爽やかな印象を与えることができるでしょう。

その2:素材の選び方

リモートワークでの快適性、お手入れの手間、見た目の印象を左右する素材選びはとても大切です。綿や麻などの100%天然素材は、オーソドックスで主流ですが、シワになりやすいだけでなく、干し方やアイロン時に少々手間がかかるため、ビジネス利用には向いていないかもしれません。

ポリエステルなどの合繊繊維素材は、ストレッチ性、柔軟性、形状安定、防シワなどの機能性とお手入れしやすいため、きれいな見た目が保てるのでビジネスシーンの使用でもおすすめです。

下記の商品は、帝人フロンティアの「ソロテックス」を使用し「ソフトな触り心地」「優れた形態回復性」「抜群のストレッチ」等の機能性を持ち合わせているアイテムです。


JOURNAL STANDARD
WRANGLER / ラングラー : サンダルカット スタプレ

その3:サイズの選び方

仕事とプライベートで兼用するなら、穿いた時にスッキリ見えて自然にフィットするサイズがよいでしょう。天然素材100%などのストレッチ性がない素材の場合は、試着時に屈伸をしてヒップや太ももにきつくない程度のゆとりのあるサイズ感がおすすめです。

ストレッチ性のある素材の場合は、余計なゆとりのないジャストサイズを選びましょう。パンツ丈は、素材に関わらず靴を脱いで床につかない程度に。カジュアルに着こなしたい時は、ロールアップをすることでくるぶし丈コーデを楽しめます。

チノパンのおすすめコーディネートアイテム

チノパンを仕事とプライベートの両方で着こなすポイントは、きれい目コーディネートと清潔感です。

ここでは、チノパンと合わせるおすすめのコーディネートアイテムをご紹介します。

ビジネスシーンでは皮革製品の靴とベルト

合わせる小物で印象は大きく変わります。皮革製品の上品な光沢感は高級感があり大人っぽく仕上がります。靴はしっかりお手入れされたレザーシューズがおすすめ。少しカジュアルダウンさせる時でも、白や黒のシンプルなスニーカーやレザース二―カーであれば、ビジネスシーンでも格式を下げすぎることはないでしょう。

ベルトでは、3.5cm幅が仕事でもプライベートでも活躍するのでおすすめです。それ以上太いとカジュアルな印象になってしまいます。質感は普段のスラックスにあわせるようなツルっとした表面感よりメッシュやスウェードの方がチノパンには馴染みやすいでしょう。

アウター、トップス

アウター、トップスで仕事とプライベートをしっかり区別しましょう。シルエットのきれいなアウターが1枚あれば、仕事の打ち合わせやデートシーンでも対応できます。

チノパンにはシルエットのきれいなアンコンテーラードジャケットが活躍します。


EDIFICE
ドビー 2ボタン ジャケット

仕事で着用するトップスは、Tシャツよりも衿のあるシャツやポロシャツがきちんと感が出せるのでおすすめです。

まとめ:新しい生活様式でのチノパンは快適性と清潔感

新しい生活様式においてオンオフに使いまわしやすいチノパンには長時間の着用を快適にするストレッチ性やソフト感、だらしなく見えないデザインやシワが出来にくい機能と共に、簡単なお手入れで清潔感を保つことが求められています。これらのポイントを押さえて、プライベートだけでなくビジネスシーンでもチノパンを楽しみましょう。